
中島みゆきさんは今年デビュー45周年だそうです。現役バリバリ!不思議なくらいに年を取らない妖怪のような方です。ま、近くからよくみたら年相応だけど(毒)。
久しぶりに何曲か聞きたいと思い、iTunes を立ち上げて吟味するうち、一番最初に聞いた(聞かされた?)「強がりはよせヨ」を見つけ、ポチ♪

今を去ること30数年前。中島みゆきさんが大好きだというある人と出逢い、当時結婚して子どももいた私は一瞬で恋に落ちました。というか、本物の恋を知ったのです。その人が「この曲が大好きなんです」と教えてくれたのが「強がりはよせヨ」でした。
「時代」「悪女」といったヒット曲は耳にしていたけどほとんど興味がなかったみゆきさんの世界に突然引きずり込まれるようにして虜になったのです。その人とは半年ほどのおつきあいで別れてしまいました。私が家庭持ちであることを告白した時、家族を大切にしてくださいというメッセージを残し、目の前から消えてしまったのです。

「エレーン」という曲で、私は初めて中島みゆきという人は稀代の名作曲家だと気がつきました。なんて美しいメロディーなんだろう♪と。フォークシンガーなんてもんじゃない、才能溢れる大作曲家だ!と。それは今も変わりません。
そして20年前、親父が亡くなり、通夜から帰ったアパートの留守電に入っていた「私の子供になりなさい」という曲は、兄夫婦との確執で「葬式には来ないでくれ」と言われていた私への鎮魂歌として、相方が何も言わず万感の思いを込めて贈ってくれたものでした。
♪もう愛だとか恋だとか
むずかしく言わないで
私の子供になりなさい♪
すべての事情を知っている相方がこの曲に託した思いが痛いほど伝わり、夜通し泣き続けました。今でもこの曲を聞くと胸が熱くなります。てか、久しぶりに聞いたなぁ〜。古い曲ばっかりだけどね♪
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ということは、あの破天荒なおしゃべりは×ですね。あははははは♪